今回の「散策の会」は、深川(森下・清澄)の散策を、10月20日(火)参加者12名で午後からはガイド付き散策を下記の場所で楽しみました。
江戸資料館: 江戸天保年間の深川佐賀町の街並みの再現をメインに深川近辺の歴史資料や相撲関係の資料が多く展示されていました。火の見櫓や掘割を造り、屋根に猫を置いて鳴き声を聞かせるなど、なかなか凝った街並みでした。
江戸の町は、武士と神社仏閣で85%近く占められ、残りに町民が住んでいたとのことで、京都、大阪と違って土間もない狭い家の中に釜処も設置されるなど火事の多い原因にもなっているとのことでした。
霊厳寺(江戸六地蔵五番) |
霊厳寺(定信の墓所) |
深川神明宮 |
深川神明宮: 徳川家康が鷹狩に来て、神明宮で休んだ折に、この地域に名前がないことを知り、この地を開拓した家臣の深川氏の苗字をそのまま地域の名前にすることを命じたとのことで、この場所が「深川」の名称発祥の地といわれています。
芭蕉記念館: 江東区が芭蕉の業績を顕彰して昭和56年に建てたもので、芭蕉の書簡や俳文学関係の資料などが展示されており、庭園には芭蕉の句に因んだ花や草木が植えられていました。
芭蕉像(昼間は公園を向いて座っているが、夜間になると川の方を向きライトアップされる)や芭蕉庵のレリーフや句碑があり、都の重文である清洲橋(ドイツのケルンにあったつり橋を模して作った橋。)を眺める「ケルンの眺め」を楽しみました。
芭蕉稲荷神社 |
芭蕉稲荷神社: ここから芭蕉の遺愛品とされるカエルの石像(芭蕉記念館に展示されている)が出土されたことから、芭蕉が構えた草庵があった場所と伝わっている。小さな祠です。近くには、吹き出物などに霊験があり滝沢馬琴の妻もかよったという正木稲荷神社がありました。
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