王子稲荷神社の参詣に行ってきました
「王子の狐」いう落語があります。狐はよく人を化かすと云いますが、神田に住む男が王子稲荷に参詣の途中、昼寝をしている大きな女狐に出会い、逆に狐を化かしてやろうと考え「姐さん、こんなところで寝ていると風邪をひくよ」と声をかける。狐は慌てて美女に化け「日本橋に住む者だが王子稲荷に乳母と来たがはぐれてしまった」と云う。
男は「自分は神田だから送ってあげよう。ただお腹も空いているので食事をしていこう」と誘い料亭に入り酒を飲む。狐が酔って寝たところで男は土産を持って勘定は連れが起きたら払うからと帰ってしまう。料亭の女中がそろそろ勘定をと部屋に行くと頭と尻尾が正体を現した狐が寝ていたので怒って散々打ちのめす。
狐をだました男が年寄りに諌められ祟りを恐れて牡丹餅をもって謝りに行き、子狐に話を聞くと「母親が人間に騙され全身打撲と骨折の重傷だ」と云われたので、謝り牡丹餅を渡して帰ります。子狐が母狐に人間が謝りに来て牡丹餅をくれたので食べようと云うと母狐が「食べてはいけない。馬の糞かもしれない」というオチがつくものです。
「王子の狐」いう落語があります。狐はよく人を化かすと云いますが、神田に住む男が王子稲荷に参詣の途中、昼寝をしている大きな女狐に出会い、逆に狐を化かしてやろうと考え「姐さん、こんなところで寝ていると風邪をひくよ」と声をかける。狐は慌てて美女に化け「日本橋に住む者だが王子稲荷に乳母と来たがはぐれてしまった」と云う。
男は「自分は神田だから送ってあげよう。ただお腹も空いているので食事をしていこう」と誘い料亭に入り酒を飲む。狐が酔って寝たところで男は土産を持って勘定は連れが起きたら払うからと帰ってしまう。料亭の女中がそろそろ勘定をと部屋に行くと頭と尻尾が正体を現した狐が寝ていたので怒って散々打ちのめす。
狐をだました男が年寄りに諌められ祟りを恐れて牡丹餅をもって謝りに行き、子狐に話を聞くと「母親が人間に騙され全身打撲と骨折の重傷だ」と云われたので、謝り牡丹餅を渡して帰ります。子狐が母狐に人間が謝りに来て牡丹餅をくれたので食べようと云うと母狐が「食べてはいけない。馬の糞かもしれない」というオチがつくものです。
装束榎の浮世絵 |
装束稲荷神社 |
折角王子まで来たので、併せて「王子神社」、「名主の滝公園」、ロマンを感じる「平井保昌の杉と和泉式部の梅」のある公園を訪ね、隣町である滝野川の「平塚神社・境内の平塚亭」なども訪ねてきました。
「王子神社」; 「王子」という地名の由来だそうです。北条氏、徳川氏が崇拝してきたようです。もともと「開運除災」の神社として崇敬されていたが春日局が当社に祈願して家光の将軍就任がかなった故事から「子育大願」の神社として初宮参りや七五三などにも御神徳があるということで賑っているようです。
「名主の滝公園」; かつて「王子七滝」といわれ王子近辺は滝が多かったとのことでしたが現在は、この名主の滝しか現存していないとのことです。名主の滝も四つの滝から成っていますが訪ねたときは一つしか流れていませんでした。
杉と梅と句碑のある公園 |
保昌と和泉式部の句碑 |
平塚神社拝殿 |
平塚神社入り口 |
平塚神社の境内にある平塚亭 |
お土産に団子を買おうと思ったのですが既に売り切れていました。残念!また今度―――。
【寄稿】 梅川芳宏(S37法)
【寄稿】 梅川芳宏(S37法)
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